初めてのネザーランドドワーフ。
可愛くて飼い始めたけど、毎日の世話やしつけが大変だと感じていませんか?
この記事では、飼育歴7年の私が経験した悩みや、その悩みを解決した具体的な方法を紹介します。
飼育環境や食事やしつけ方法、ラクになるお世話など、あらゆる角度から飼育のコツをお伝えします。
飼育がもっと楽になって、愛らしいペットとの生活がさらに充実することを願っています。
このブログは、飼育歴7年になるネザーランドドワーフのことを中心に発信中。
うさぎの飼育を検討中や、飼育を始めた方の参考になりますように!
飼育が大変なら環境を整える
ネザーランドドワーフの飼育が大変に感じる方のほとんどは、飼育する環境を整えられてないことが多いです。
どうしても狭い賃貸で飼育していると仕方ない部分もありますが、飼育するスペースや飼育用品を整えるだけで楽になります。
うさぎにも飼い主にも快適な環境をつくりましょう。
基本の飼育用品
まずネザーランドドワーフを飼育する基本のアイテムを正しく選びます。
ケージの選び方
すでに飼育されている場合はケージを購入済みだと思いますが、実はケージ選びで失敗しているケースも。
ケージは、トイレの掃除やペレットやチモシー管理など一日に何度も開けますよね。
ケージが開けにくい、引き出しの有無、キャスターの有無でも、毎日の作業となったら大切なこと。
毎日のお世話で、開けにくいケージや掃除しにくいケージは避けてください。
私のおすすめは三晃商会さんのケージです。
小動物向けの製品だけに特化した珍しい会社さんです。
SANKOのケージについては、ネザーランドドワーフ用ケージ比較の記事がありますので参考にどうぞ。
必須の飼育用品
ケージ以外にも、お世話がラクになる飼育用品があります。
- 足の負担を和らげる保護する床材。
- ストレスを軽減するラビットハウス。
- トイレ掃除をラクにするシーツとトイレ砂。
例えば、毎朝のうさぎのトイレ掃除。
私は、毎日トイレシーツを周りに余らせるように敷いて、尿を排泄する場所を中心にトイレ砂を少量敷いています。
そうすれば翌日のトイレ掃除は、シーツをすくうように引き出すことでトイレ砂も一緒にゴミ袋に捨てられる。
あとは、臭い消しスプレーをかけてティッシュで拭き取るだけ。
些細なことですが、毎日少しずつの工夫をしながらラクな方法を模索しました。
私が使用している飼育用品は、飼うのに必要なもの一覧として紹介していますので、こちらも参考にどうぞ。
快適な環境
うさぎにとっての快適な環境を作ることも大切です。
ストレスがたまるとケージを噛んでガチャガチャしたり、飼い主に慣れていないと縄張り意識でおしっこを飛ばしたりします。
うさぎのストレスを溜めず、飼い主に懐いてもらうことも大事。
ネザーランドドワーフがなつく接し方の記事も読んでみてください。
ケージの配置
ケージを配置する場所は、うさぎが落ち着ける場所に。
テレビの音や洗濯機の音にも敏感です。
出来るだけ離して音から遠ざけたり、人の視線から死角になるような端っこに設置が理想。
うさぎは、飼い主の存在も感じながら、飼い主の視線から隠れる場所が落ち着くようです。
飼い主がくつろぐ場所から、一部だけケージが隠れるように設置したらベストです。
ただ飼い主も、毎日のケージ掃除があるのでトイレなど取り出しにくいのは避けたいですね。
設置場所は工夫も必要なので、ケージを簡単に動かせるキャスター付きケージだと、色んな場所を試す負担もラクになります。
運動や遊び
ネザーランドドワーフは、好奇心が強く運動や遊びが大好きなので、お家の中で遊ばせられる場所を作ってあげましょう。
だけど部屋の中で散歩させると、どこにいったか飼い主も常に気になりますよね。
ペットサークルを使いケージにつなげると、ケージから開放させてあげられます。
ペットサークルは、遊ばせながら、安心して放置できるので飼い主もゆっくりできますよ。
食事
我が家のネザーランドドワーフの食事頻度です。
- ペレット:1日2回(朝・晩)
- 牧草(チモシー):なくなり次第常時
- 乳酸菌などおやつ:2日1回程度
- お水:2日1回程度の交換
この中で乳酸菌などのおやつは補助的な食事。
夜の風呂上がりに2-3日に一度与えるぐらいなので、負担を感じることはありません。
それと我が家のうさぎは、小さな頃からお水を飲む量が少なめ。
お水は2日1回の交換で十分ですが、良くお水を飲むうさぎの場合は毎日交換になるでしょう。
食事のタイミング
ペレットや牧草は出来るだけ規則的に与えたいけど、お仕事の都合もあるので、そう簡単ではないですね。
少し時間が前後することは仕方ないかもしれませんが、うさぎはルーティン生活で安心する動物です。
時間がどうしてもランダムになるなら、うさぎ用のオートフィーダーという方法も。
ただ自分の手で与えながら、食べる量や食べるスピードを把握すると、健康の変化にも気づきやすくなります。
あまりカッチリしすぎても、飼い主の方がストレスになります。
食事のタイミングは気楽に考えましょう。
しつけが大変
ネザーランドドワーフのしつけで主に必要なことは2つ。
この他に、「人に触れられるのに慣れる」などあるかもしれませんが、一番大変で忍耐が必要な2つを解説します。
トイレトレーニング
トイレトレーニングで大変なことは、少し環境を変えると混乱してうまくいかなくなること。
我が家では、ケージの中で過ごしている時はトイレで排泄ができても、サークルを広げて運動させてる時は出来ないことが長く続きました。
かといってサークルの中だけで過ごすのも良くないんです。
まず臭いをトイレに付着させる方法は、尿を拭き取ったティッシュをトイレに敷いておくだけ。
これをしばらく継続すると、トイレの場所を臭いで認識してくれる簡単な方法です。
トイレを設置しても、トイレ以外の決まった場所で排泄する場合は、トイレをそっちに動かしてあげましょう。
ケージを設置した場所的に、落ち着ける場所なんだと思います。
次は、少し難しい生活スペースのゾーン意識する。
うさぎは、自分が自由に動ける範囲の中で、くつろぐ場所やご飯の場所、遊ぶ場所、トイレの場所とゾーンを分けています。
例えば、ケージの中だけで生活していると、ゾーンの分け方が単純なので、すぐトイレを覚えます。
しかしサークルを設置して運動をさせる時は、サークルの範囲も含めてゾーンを分けるため、サークルにくつろぐ場所や遊ぶ場所を割り当て、ケージの中はすべてトイレという分け方になります。
せっかく覚えかけたトイレも、このサークル遊びでリセットされます。
これで、トイレ以外の場所もトイレエリアと区分けして、糞や尿をしてしまいます。
このことをわかったうえで、ケージのレイアウトを調整してください。
次にご褒美システム。
とにかくトイレでしっかり踏ん張って排泄できたことに気づいたら、直後にすぐおやつを与えて褒めてあげること。
ネザーランドドワーフは、お尻をキュッと下ろして踏んばる瞬間が尿と糞をする時。
その瞬間が、ご褒美できるチャンスなので、よく観察しましょう。
根気強くこれを繰り返せば、トイレを覚えてくれます。
ときどきうさぎは、本人も気づかず糞をポロッと落とすので、そこは諦めましょう。
噛み癖
子どもの頃は、噛み癖もありました。
我が家の場合、電源コードやケージのワイヤーを噛むことが多く、噛み癖の期間も長く続きました。
電源コードなどは、遊ぶ場所をケージ内とサークル内に留めれば解決しますよね。
私が対策したことは、噛めない環境を作り、ケージ内に噛んでもよいおもちゃを多く試したこと。
中にはあまり噛まないおもちゃもありましたが、良く噛んでいたのがこのおもちゃです。
噛めない環境とは、ケージやサークルの良く噛むところに、クリアな下敷きを充てて留めていました。
表面がツルツルなので噛むことができず、少しずつ噛み癖が解消されました。
もう少し良い方法があったと思いますが、解消されたので結果良しとしています
なかには飼い主を噛むうさぎもいます。
我が家のうさぎは、強く噛むことはなく噛んでも甘噛み程度でしたので、甘えたい時の意思表示だったと思います。
もし、我が家のネザーランドが飼い主を噛んでいた場合は、どう対処したでしょうか。
飼い主に心を開いてないと思い、撫でる時間を少しずつ増やしたり、サークル内で遊ぶ時間を増やして、うさぎ自身のストレスを解消しようとすると思います。
飼育の効率化
我が家で毎日しているうさぎのお世話は3つ。
これ以外のお世話は、ケージの掃除・ブラッシング・爪切り・おやつ。
健康診断を半年〜1年ごとに診てもらうぐらいでしょうか。
我が家は、朝のトイレ掃除時間が朝のペレットタイム。
ケージを開けて、となりの切り株マットでペレットを与えている間にケージ内とトイレ掃除。
ペレットを食べることに夢中なので、トイレ掃除の邪魔もされません。
トイレ掃除はトイレシーツの上に少量のトイレ砂を置いているので、シーツごと引き出せば簡単。
うさぎ飼育の基本も記事にしていますので、こちらも読んでみてください。
夜行性に合わせて、うさぎの運動は就寝前の夜にしています。
ケージを開けてサークルで遊ばせながら、一緒になって遊ぶ時もあれば、テレビ見たり本を読んだりしている時もあります。
運動中は放置して、やりたいことをしているのであまり負担にはなりませんよ。
まとめ
今回、私がネザーランドを飼育し始めた頃に感じていた大変さを思い出しました。
今は慣れましたが、賃貸に住んでいた最初の頃は、遊ぶスペースも狭くベッドの下に隠れて出てこなくなったり、夜中にゲージをガジガジしてうるさく感じることもありました。
飼育生活は、うさぎのストレスと飼い主のストレスの両方のケアが必要です。
最初は少し大変に感じるかもしれませんが、環境作りと毎日のケアで、あなたとネザーランドドワーフが絆が深まりますように。
もしこの記事があなたの役に立ったなら、ぜひシェアしてください。
他の飼い主さんと情報を共有することで、さらに良い飼育環境を作り上げてください。