「ネザーランドドワーフをお迎えしたけど、いつになったら慣れてくれるの?」
初めてうさぎを飼う多くの人が、一番最初に思うことです。
ちゃんと愛情持って接してるつもりでも、初めての環境に慣れてもらうには配慮が必要。
この記事では、ネザーランドドワーフが心を開くための具体的な方法と、うさぎさんとあなたが心を通わせるコツを紹介します。
仲良くなって、毎日の飼育が楽しくなること間違いなしです。
このブログは、飼育歴7年になるネザーランドドワーフのことを中心に発信中。
うさぎの飼育を検討中や、飼育を始めた方の参考になりますように!
なつく接し方の心得
まず、そもそもうさぎは人間になつく動物なんですか?
気になる人も多いですよね。
うさぎは人間に懐きますよ。
どんなふうに懐くかは、このあとで説明しますね。
まず最初に懐くための接し方をお伝えします。
なでる
まず飼育し始めに、身体に触れる訓練をする必要があります。
触れ合うことを習慣にすることで、安全であることを伝えることができて、飼い主に対して信頼感を抱いてもらいやすくしましょう。
我が家は飼育し始めた当初から、ケージから出してあげて膝の上に乗せてずっと撫でていましたが、明らかにうさぎに合わせたペースではなかったと反省中。
そのせいか、最初はずっと警戒される期間が長かった。
今では、頭を撫でたり顎の下を触ると気持ちよさそうにしてますよ。
うさぎの反応をよく観察し、リラックスしているか確認しながら、うさぎのペースで撫でることが大切。
飼い始めは、可愛くて構いたくなりますが、ペースを合わせてグッと我慢しましょう。
子どものうちから触れられることに慣れておくことで、毛のブラッシングや爪切りもスムーズにできるようになりますよ。
あそぶ
一緒に遊ぶことでも信頼関係は築かれます。
うさぎにとって、遊ぶことは大切な運動の一つ。
適度な運動は健康維持にも役立つし、特に好奇心旺盛なネザーランドドワーフは、遊びやおもちゃを与えると好奇心が満たされます。
ケージから出してあげて、走り回ったり、ぴょんぴょん跳ねたり、ベッドの下でかくれんぼして出てこなくなったり、時には好奇心を満たしてあげてますね。
満たされるとストレスを感じにくくなって、人間にもリラックスして接してくれます。
嫌がることをしない
信頼関係を構築するには、ストレスを溜め込ませないことと、飼い主と一緒にいて安心感を持てることが大切。
一緒に遊んだり、触れ合いながらも、うさぎが嫌がることをしない方が良いですよね。
基本的にうさぎが嫌がることをまとめます。
大きな音や急な動き
臆病な動物なので、急な大きな音や動きはびっくりしてストレスを起こします。
テレビの急な大きな音や目覚まし時計にも、かなりビクッとしてますね。
7年も飼育すれば、慣れてるようにも見えますが、できれば穏やかにさせてあげたい。
もともとは肉食動物に捕食される動物なので、本能で嫌がります。
無理やり抱っこ
やっぱり無理やりは嫌がります。
基本的にうさぎは繊細な動物で、人間に触れられることにストレスを感じると言われます。
特にうさぎは夜行性の動物なので、日中に無理に撫でようとするとストレスで逆効果かもしれません。
うさぎから寄って来る時は抱っこできますが、こっちから抱えようとすると身体が硬直してるので、嫌がってるのが分かりやすいですよ。
長時間の狭すぎる場所
飼いうさぎとは言え、適度に走り回ったり飛んだりすることは必要です。
ずっとケージの中に閉じ込めておくよりは、時には部屋の中を走らせてストレス発散させてあげてくださいね。
うさぎと信頼を築くステップ
信頼を築くための接し方には、順序があります。
私は、この順序を知らなかったので、生後1年ぐらいまで懐いてくれず、後から関係構築しようとしても時間がかかりました。
まだ小さいうさぎなら、これから気をつけてみてください。
①住環境を整える
まずは安心して過ごせる環境を整えてあげます。
ケージの中が清潔で適度に運動もできるスペースを作ってあげましょう。
飼うのに必要なもの一覧や、ケージサイズについてを別記事にまとめていますので、こちらも参考にどうぞ。
そして適切な温度を保つことも大切です。
暑すぎるのも寒すぎるのも、うさぎは苦手です。
②基本のお世話
新鮮な牧草やペレット、きれいな水をしっかり与えることで、少しずつ安心感を構築していきます。
基本のお世話については、ネザーランドドワーフの性格[初心者向け]の記事もお読みください。
③接触になれさせる
飼い始めは遊びたくなりますよね。
私も初めはこちらのペースで、どんどん抱きかかえていましたが、これでは恐怖心が強くなります。
最初はケージの近くに座って存在に慣れてもらい、うさぎから近寄ってくるのを待ちましょう。
うさぎから近寄ってくるようになれば、手からおやつを与えたり、優しく撫でることを増やして、接触に慣れてもらいます。
④遊びを取り入れる
接触に慣れたら、うさぎ用の玩具やうさぎが楽しめるボールなどを与えて、人間と遊ぶことを取り入れましょう。
人と遊べるようになったら、次は遊べるスペースを広げてあげます。
安全な室内や庭でハーネス付けて自由に冒険させましょう。
飼い主が見える範囲で冒険をしていたら、うさぎは信頼していると言えるでしょう。
⑤ルーティンにする
うさぎに信頼してもらえたら、次は長期的に関係を維持する方法。
うさぎはルーティンを好みます。
毎日の世話や遊ぶ時間をルーティンにすれば安心します。
そしてルーティンにすることで、うさぎの体調の変化にも気づきやすくなります。
ペレットを食べる量が変わったり、水を飲む量が変わったり、チモシーの減り方、遊び方など、ルーティンにすると観察する飼い主側も変化に気づいて、早い対応ができますよ。
ネザーランドドワーフが懐いた状態
うさぎは懐きますが、私たちがイメージする懐いている状態とは、少し違うかもしれません。
飼い主の周りをぴょんぴょん跳ねたり、ずっと後ろをついてきたり、すぐ膝の上に乗ってきたり。
飼い主のことが好きでベタベタくっついてくるうさぎは稀で、ほとんどありません。
うさぎの場合、下の表のような人を警戒していない状態が、懐いた状態と考えましょう。
- 飼い主の近くで寝転ぶ
- 顎や鼻を当ててくる
- ぴょんぴょんと飛び跳ねる
- 室内をクルクル走り回る
- 頭を落として撫でることを求める
犬や猫のような懐き方とは違って、控えめなアピールですよね。
動画もあったので、こちらも参考にしてください。
コミュニケーションで工夫できること
飼育歴7年の私が、日常で工夫していることをお伝えします。
近くで静かに過ごす
一緒に遊んだり触れたりするわけでもなく、時々ただ近くで本を読んだり、スマホ触って過ごすことをしています。
うさぎから見えるところでずっと過ごして、存在に慣れてもらうことを心がけてます。
隠れる場所を用意
うさぎも、たまには一人になりたいはず。
ストレスを感じさせないように自分のペースで休める隠れ場所を用意しています。
小さい頃はケージの中に小さいハウスを設置していました。
今はケージ外のサークル内の隅っこにハウスを置いていますが、落ち着くのかハウスに入っている時間は長いですね。
触れる時は声かける
急な音や動きにビクっとするので、抱っこや爪切り・ブラッシングで抱き上げる時は、まず視界に入って声をかけながら、ゆっくり触れるようにしています。
今は警戒心は無いはずなので、「あっブラッシングね」と、ジッとしていますね。
よくある問題
飼い始めは、どうしても可愛くて可愛くて触れたくなりますよね。
私もうさぎが幼い頃にしてしまったよくある問題です。
可愛いからこそ、飼い主側のペースで抱きかかえてしまいますが、これがかなりストレスになって、大きく成長しても警戒され続ける問題です。
すると飼い主側も、「全然懐いてくれないじゃん」と、うさぎへの愛情が薄れていく。
こうなると、うさぎも飼い主にも良くないですね。
信頼を築くステップを参考に、うさぎの警戒心を解きながら接してください。
まとめ
こうみると、うさぎは繊細ですよね。
好奇心が強くて、いろんな事が気になって動き回るけど、警戒心が強いしビビリ。
だけど、うさぎが懐く接し方ができれば、あなたとうさぎは、きっと仲良くなれますよ。
これから、うさぎがいる暮らしや生活を楽しむ方に届きますように!
他にも、ネザーランドドワーフ飼育歴7年の経験をブログ記事に書いてます。
知りたいことあれば、質問も受け付けてます。