ネザーランドドワーフは、丸い顔と小さな体で人気のペット。
でも大人になったら、どれくらいの大きさになるんですか?
飼育歴7年の経験をもとに、赤ちゃんうさぎから大人になるまでの成長過程や、健康なネザーランドドワーフのサイズ、適切な飼育環境について詳しくご紹介します。
ネザーランドドワーフの大人の大きさと体重
うさぎの種類で最も小さいと言われるネザーランドドワーフ。
大人に成長したら、どれくらいの大きさになるんでしょうか。
大人のネザーランドドワーフの平均サイズ
成長したネザーランドドワーフの大きさは、20cm〜30cm程度が平均的サイズだと言われます。
体重は0.9kg〜1.2kgの大きさが通常の重さ。
- 体長:25〜30cm程度
- 体重:0.9kg〜1.2kg
我が家のネザーランドドワーフも、顔からお尻までで28cm、体重が1.05kgなので、ちょうど平均的なサイズです。
お迎えした生後2ヶ月の時は、片手でちょうど収まる大きさ。
今は、片手にギリギリ乗せられるぐらいの大きさになってます。
中には1.5kgぐらいになるネザーランドドワーフもいるそうですが、ちょっと肥満の子か、混血のネザーランドドワーフの可能性も。
子どものネザーランドドワーフの平均サイズ
我が家のネザーランドドワーフをお迎えした時の体重は480g。
購入したうさぎ専門店の店員さんは、「平均より、ほんの少し重いぐらいかな」と言われてました。
性別によるサイズの違い
ネザーランドドワーフは性別によるサイズの違いはないでしょう。
そのうさぎ個々での違いがあるだけで、大きい子や小さい子もいます。
ネザーランドドワーフの成長過程は
うさぎの品種で最も最小と言われる、ネザーランドドワーフの成長過程を解説します。
赤ちゃんうさぎから大人までの成長ステージ
うさぎは、1年でほぼ成人まで成長します。
成長ステージを、生後の月齢で分けるとこんな感じです。
新生児・幼児期(生後0週〜10週)
新生児のネザーランドドワーフは、まだ毛もほとんどなく、目も開いてない頃。
通常、この頃のネザーランドドワーフを見ることはないと思います。
幼児期になると、毛も生え揃って活発に動き始めるぐらいです。
まだ母うさぎと過ごすことが多いですが、10週目ぐらいになると販売店でデビューしてるのを見かけます。
販売店で見る頃には、400gぐらいの重さはあるはずです。
子ども期(生後10週〜5ヶ月)
一人で活動ができるようになる頃。
成長期に入り、グッと体重が増えて好奇心旺盛で活発になります。
この頃(生後2-3ヶ月)から、購入された飼い主さんのお家に行くことができるみたいですね。
青年期(生後5ヶ月〜8ヶ月)
この頃から性成熟が始まります。
まだ大人ではないですが、成熟に伴うマーキングや攻撃的になる変化が見られます。
飼い主が、去勢や避妊手術を検討する時期です。
我が家のネザーランドドワーフが避妊手術をしたのが生後7ヶ月頃、その頃の体重は約800gでしたね。
成人期(生後8ヶ月〜1歳)
1年ぐらいで完全に成長し、大人の大きさになる時期。
我が家のネザーランドドワーフは、この頃から性格や行動、トイレトレーニングも落ち着いた頃です。
成熟期(1歳〜3歳)
生活リズムが固定されて、体重も安定します。
出来るだけ生活リズムをルーティンにしてあげましょう。
この頃、まだ噛み癖が残っていて、ケージをガジガジ噛む時期がありました。
高齢期(3歳以降)
一応、高齢期に入ります。
3歳の時、我が家のネザーランドドワーフは、まだまだ全然元気でしたが、3歳が初老の入口。
高齢特有の健康問題が出てきたり、活動量や体力も低下してきます。
我が家の7歳になるネザーランドドワーフも、年々活動量は落ちてるように思います。
成長過程における体重と体長の変化
少し推測も含みますが、成長段階の体重・体長の変化をざっくりまとめます。
目安程度にとどめてください。
- 幼児期(8週頃)
体長:15cm 体重300g - 子ども期(4ヶ月頃)
体長:20cm 体重400g-600g - 青年期(8ヶ月頃)
体長:20-25cm 体重800g-1.2kg - 大人期〜高齢期(1歳以降)
体長:25-30cm 体重0.9kg-1.2kg
生後4ヶ月ぐらいから1歳になるまでの間が、ぐぐーっと成長し変化する時期ですね。
大人の飼育環境と必要なもの
理想は、大きくなるにあわせて飼育環境も変えられるといいですね。
成長次第で考えられるのが、ケージサイズを大きくすること、成長ステージによって適した成分のペレットに変えることの2つ。
大きさに合わせたケージの選び方
子どもの時と比べると体長も体重も2倍になります。
大人になるとケージも狭く感じることがあり、ゴロンと横になると、とても窮屈そう。
手足を伸ばして横になると体長45cmになるので、60cmケージだとこんな感じです。
もう一つ幅の広いケージだと80cm幅もあるので、自宅の広さに余裕があるなら考えてあげても良いかも。
ケージサイズの比較記事もありますので、参考に読んでみてください。
成長に合わせたペレットの選び方
子どもの頃と成人してからのペレットを切り替えるのも良いですね。
7ヶ月頃までの子うさぎに適したアルファルファという牧草を主原料にしたペレットもあります。
この左側のバニーセレクションがアルファルファを主原料にした栄養価の高いペレット。
生後7ヶ月ぐらいまでの子ウサギか、授乳中のママうさぎ用に開発されました。
それと、このバニーセレクションシリーズは、成長段階や品種に適した多彩なペレットを販売しているので、一度お試しあれ。
また、「モグピョンラビットフード」も安心・安全を一番に考えたペレットで根強い人気です。
“美味しさ重視”で、うさぎが進んで食べてくれるナチュラルで美味しい食材のみを使用しています。
我が家のうさぎがまだ若かった頃に与えていましたが、うさぎの食いつきが良くて3年ぐらいはお世話になりました。
美味しくて栄養満点のうさぎ用ペレット『モグピョン ラビットフード』ネザーランドドワーフの血統書
うさぎの成長後の大きさが気になる方に知っておいてほしい血統書。
血統書は、うさぎの出生情報を正式に記録した文書。
この文書には、うさぎの両親、祖父母、曾祖父母などの詳細な血統情報が記載され、そのうさぎが特定の基準を満たしていることを証明するもの。
主にブリーダーやペットショーでの評価のために使われます。
純血種と雑種の違い
純血種は、一般的に数世代分の先祖に戻っても同じ品種の両親から生まれている、一定の品種基準を満たしている品種のこと。
ネザーランドドワーフの特徴が、ちゃんと一貫して出てきます。
その反対で雑種は、異なる品種の親が含まれている動物のこと。
純血種と違い、特徴や外見、性格などが一貫しなくなります。
普通に飼うだけなら、血統書が重要というわけではないけど、ちゃんとしたネザーランドドワーフだと知っておくことも必要。
特徴や外見・性格・健康状態を、あらかじめ予測しておくことができます。
これはネザーランドドワーフの大きさを気にされる方には大切ですよね。
ネザーランドドワーフと聞いて購入し飼育していたら、実は雑種でネザーランドドワーフ以上に大きく育ち、「性格や顔も全然違った」というのを聞いたことがあります。
うさぎ自体への愛情は変わらないとしても、想像してたより体長や体重が2倍ぐらいになると飼育が大変です。
血統書有り無しで、購入時の金額も異なります。
お店ごとの相場金額や、購入時の注意ポイントの記事もあるので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
ネザーランドドワーフの成長過程と、成長した大きさについて解説しました。
今順調してる人も、これから飼う人も、この記事でネザーランドドワーフの平均的な大きさを知ってもらえたら嬉しいです。
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