このブログは、飼育歴7年になるネザーランドドワーフのことを中心に発信中。
うさぎの飼育を検討中や、飼育を始めた方の参考になりますように!
サンコーのうさぎ用ケージ(イージーホーム)
サンコー(三晃商会)は、小動物や小鳥や昆虫など小動物の飼育用品を専門に販売している会社。
小動物の生態・習性を研究し製品化していて、サンコー(SANKO)製のうさぎ用ケージは、うさぎ飼いの中では広く知られてます。
私もうさぎを迎え入れるタイミングで店員さんにおすすめされて購入しました。
ケージには、さまざまな形状やサイズがあります。
特に悩まれる方が多いケージの大きさ、幅60cmと80cmに焦点を当てて比較してみます。
60cm
amazonで見ると、サンコーは60と80が最も売れているようです。
寸法を見てみると厳密には62cmと記載されてます。
私も60を使用していますが、それぞれメリット・デメリットをまとめます。
メリット
幅60cmは、スペースを最小限に抑えたい方におすすめです。
45cmというもう一つ小さいサイズも販売はされていますが、うさぎには小さすぎます。
ハムスターなどもっと小さいペット向けです。
小さい分、価格が安い
これはまあ当然と言えば当然ですが、同じモデルの80cmと比べると手が出しやすい価格です。
私が購入したものは、ちょうど1万円でした。
掃除がしやすい
ケージを掃除しやすい、これ結構大事です。
うさぎは年2回の換毛期があって、その時期は自然と毛が抜けてケージに絡まったりするし、糞や尿で汚れたりするので定期的に掃除しますよね。
きっとケージ丸ごと水洗いをすると思いますが、どこで水洗いしますか?
一戸建ての庭で水洗いができればよいですが、賃貸で庭もなく風呂場で洗うばあいは60cmの幅がギリギリです。
もちろん本体を解体して洗いますが、80cmだと狭いし置く場所もないため、手間がかかります。
できるだけ綺麗な状態でうさぎさんを飼うには、掃除のしやすさは大事。
場所を取らずに使える
広い一戸建てに住んでいる場合、20cm大きいぐらいでは圧迫感は感じませんね。
でも都内などの賃貸住まいなら20cmのスペースはちょっと大きい。
人間が暮らす部屋が狭くなると、ちょっと不便ですよね。
どうしてもうさぎに広く過ごして欲しいなら、ケージの役割を睡眠時とトイレの時と割り切って、普段は“へやんぽ”中心にすれば、うさぎ自身は気にならないかもしれません。
ただし、トイレのしつけは必須です。
移動時は対応しやすい
どちらのサイズもキャスターが付いているので、ちょっとした室内移動は簡単です。
部屋の模様替えや引っ越しなど、ケージごと移動する頻度が高い場合は、小さい方が便利です。
例えば、マイカーでケージごと移動する場合、60cmならどの車でもそのまま乗せることができますが、80cmだと取り外して移動して再度組み立てるとか地味に手間です。
デメリット
次に60cmのデメリットです。
大きめのうさぎには不向き
我が家は小型のネザーランドドワーフなので60cmでも大丈夫ですが、1.5倍ぐらいのサイズになるホーランドロップイヤーなどは、少し狭く感じるかもしれません。
大きいうさぎだと走り回るとか、ゴロンと横になることがやりにくくなると思います。
トイレサイズが小さくなる
ケージの中には、「トイレ」と「牧草(チモシー)入れ」は必須です。
季節によっては、暖房用プレートを置く場合もあります。
うさぎ自身がリラックスしてゴロンとするスペースも欲しくなるので、必然的にトイレは三角形のタイプに絞られます。
小屋などが置けない
同じく狭いという理由になりますが、ケージの中にハウスを置くことができなくなります。
小さいハウスなら子どものうちは置けるかもしれませんが、成人したぐらいになるとケージの外にサークルを広げてあげて、ハウスなどで遊ぶスペースが必要になります。
80ケージ
幅80cmは正直うらやましい。。
掃除だけがネックなんですよね。
メリット
広い空間
より広く空間を使えるので、うさぎも十分に動き回ることができます。
子どものころは我が家のネザーランドドワーフも活発だったので、ケージから出たそうにしていました。
うさぎ自身も、狭いよりは広い方がストレスもかからないと思うし、健康面でも推奨。
広いスペースがあると、食事の場所と遊ぶ場所を、うさぎさんが自分でエリア分けします。
うさぎ自身も、居心地が良い空間を作ってしまいます。
遊び道具が置ける
うさぎは、かじり木やボールなど遊び道具は好きです。
我が家でも、遊び道具を与えて1週間もしないうちにボロボロに朽ち果てています。
余分な20cmのスペースで、こういう遊び場所が作ってあげられますね。
デメリット
設置場所
やっぱり設置するスペースが余分に20cm必要なのはデメリットです。
高さも50cm以上あるので、室内の圧迫感は全然違います。
でも戸建てに住んでいるなら、設置場所に困ることはないですね。
移動が大変
ケージを動かすことは少ないですが、80cmのものを室内移動するのは大変です。
移動が一番多いのが掃除の時です。
引き出しになっているトレイは2つに分かれているため、簡単な掃除はラクですが、毛だらけになったケージを掃除する時は、一度室内で解体し、室内に毛が舞わないように丁寧に移動。
かなりの体力仕事になります。
レイアウトでケージ比較
60の場合と80の場合でレイアウトを比較してみます。
我が家の場合は、入口から遠い奥(壁側)が落ち着くので、ゴロンとできる空間やトイレを壁側に置いて、手前に水やチモシー入れを配置しています。
色々と試した結果です。
実際の縮尺と同等にしたので参考にどうぞ。
60の場合
この図はケージを真上から見たイメージ、うさぎの大きさはネザーランドドワーフの成人ぐらいです。
子どもの時は十分な広さでしたが、大人だと少し狭く感じるかも。
ハウスなどはケージの外に置いて、時々サークル内で遊ばせるスタイルです。
80の場合
80の場合、大人のうさぎでも好きなところで十分にゴロンが出来そうです。
成人してから、トイレが窮屈そうなので正方形のトイレにしてあげたいこと。
そして、小さめのハウスを入れてあげて、いつでも隠れて一人になれる場所を作ってあげたいですね。
今まで私が使っていたアイテムでレイアウトしたので、参考に記載しときます!
ケージの組み立て
組み立てに関しては、どちらも同じ方式で簡単。
囲っているケージは、四隅にワイヤー支柱を通し、プラスチックの側面とフックでかけるだけでOK。
底面にキャスターが付ける時だけ、少し力ずくで押し込みますが、頻繁に使用する引き出しの出し入れもラクで重宝します。
ケージの掃除
掃除は頻繁にしてあげたいですよね。
不衛生な場所で過ごすと
SANKOのケージ、
不衛生なケージで過ごしていると、うさぎのかかと部分の毛量が減って“ソアホック”という病気になることもある。
早く処置できれば何の問題もないけど、遅くなった場合は完治まで時間がかかる病気です。
くわしくは、うさぎのソアホックを経験した話を読んでみて!
まとめ
結論は、今住んでいる環境と、飼ううさぎの大きさ、掃除の手間。
この3点が選ぶポイントですね。
うさぎは約10年ぐらいは生きるので、今後の環境も考えて、よい選択ができますように!
それでは!